飛騨地方、美濃地方
私たちが当たり前のように暮らしいて、その中で食しているものも、実は他の地方ではとても珍しいものだったりします。
昨今、TVの「うわさのケンミンショー」で色々な県民の違いが紹介されていますね。
「所変われば品変わる」ということわざがありますが、地域が少し違うだけで、ずいぶん驚くことがあります。
ましてや、同じ岐阜県の中でも、飛騨地方と、美濃地方ではけっこう違います。
というのも、私は飛騨、嫁は美濃出身なので結婚してからというもの
時々へぇーーと驚いたり、感心したりを?十年繰り返して今日に至っております。
盆や正月なども、違うところがありますね。
飛騨は暮れからおせち料理を並べて、ブリを食べ年取りをしますね。
嫁は、「えー何が始まるんや???」と思ったそうです。
美濃の方はそのような風習は無く、年が明けて元旦からおせちで祝います。盆は盆で、美濃のほうのお墓まいりに行くと、紅白の提灯がいっぱいぶら下がっていてびっくりしますよ。
それから、喫茶店のモーニングは やっぱりすごいですね。
味噌汁、茶碗蒸し、ヤクルト、トースト、サラダに卵・・・
いったい、ここは何屋さんなんだろうと、もはや喫茶店である事を忘れてしまうようなメニューです。
しかし、食べ物を比べますと、どうも飛騨のほうが個性的です。
「みだらしだんご」もしょうゆ味だけで、甘くないのは飛騨地方だけで珍しいようです。
また、あぶらえ、ころ芋、なつめ、などは美濃地方では、ほとんど食べられていないようです。
山の中で育まれた独自の食文化が、飛騨地方の個性的なおいしいものに繋がっているんですね・・
ただ、山の中といっても、魚は富山から新鮮なものが来て食べられるし、飛騨牛などは、日本一とも言われる事を思うと、いいところに住んでいるな―と思わずにはいられません。
何でも食べられる世の中ですが、飛騨の味がこれからも受け継がれていくといいなあ・・・と思いますね。